〈倉吉上井教会の歴史〉
倉吉上井教会の二つの源流である旧倉吉復活教会は1898年から、旧上井教会は1950年から、倉吉市においてイエスキリストの福音（良い知らせ）を伝える中心的な役割を担ってきました。
上井教会の前進である倉吉東部伝道所は、ロサンゼルスホーリネス教会に所属していた米本貞、操夫妻が倉吉に帰国後、日曜学校、家庭集会を開いて伝道を開始しました。その後、ホーリネスの諸教会にささえられ、日本キリスト教団より1950年正式に認可を受け、集会から教会が誕生しました。初代教職として服部愛子伝道師が東京聖書学校より赴任しました。1957年教団より第二種教会として認可を受け、倉吉東部教会を設立しました。その後、1963年宮川町から上井に移転し、会堂を建築し、教会名を上井教会に変更しました。2006年、会堂建築がなされ新会堂が与えられました。
倉吉復活教会のルーツは日本アドベントキリスト教団の創設者岩越政蔵によって1898年に設立された日本アドベントキリスト教団最初の教会、倉吉基督再臨教会（後に倉吉アドベントキリスト教会に改名）にあります。岩越は1890年に森永太一郎を含む友人たちとアメリカに渡りました。8年間の洋菓子製造の修業中にカリフォルニア州のオークランドでキリスト教に触れた彼は、メソジスト教会ハリス監督から洗礼を受けました。その後1891年にアドベント教会に転会し、製菓事業の夢を捨てて日本宣教を志す事になります。1893年から五年間にわたりアメリカで神学教育を受けて、1898年に按手礼を受けて日本人最初のアメリカ・アドベント教会の宣教師として郷里の倉吉市に戻り、先述した教会を設立しました。当教会は1979年日本アドベントキリスト教団を脱退し、日本キリスト教団に加わり倉吉復活教会と名前を変更しました。
2016年10月鳥取中部地震によって倉吉復活教会は被災しました。会堂が半壊し、使用不可能となったため、上井教会と合併を協議し、2018年両教会は合併し、倉吉上井教会に教会名を変更しました。
125年に渡って、倉吉市で福音宣教を行なってきた当教会の礼拝にどうぞご参加下さい。